ダイエットに必要な水分補給と運動するときに必要な水分補給に違いがあることを知っていますか?
水分は身体から失われる水分量を毎日補給しなければなりません。
ダイエットに必要なのは、こまめな水分補給。
こまめに水分補給をすることで、水分と一緒に摂った方が良い糖質を減らすことができるので、運動するときの水分補給とはわけて考えるようにしていきましょう。
水分の代謝
出典:大塚製薬
1日に必要な水分量は、体外に排出される水分量から換算されます。
体外に排出される水分量を補うために、人は毎日水分を摂る必要があります。
1日に必要な水分量は、約2.5L 必要。
それは、体外に排出される量が約2.5L だから、失われた水分を補給する必要があるからなんです。
1日に必要な水分量2.5L のうち、食品から摂れる水分量は約1.0L 。
その他に体内で作られる代謝水が約0.3L。
飲料水として補給しなければならない水分量は1.2Lになります。
この飲料水として補給しなければならない1.2Lは、通常の生活をしているときの量。
筋トレや運動をするときは、体外に排出されてる水分量はもっと多くなるので、補給水もそれに応じてもっと多くなります。
体外に排出されるのは水だけはない
汗や尿として体外に排出されてしまうのは、水分だけではありません。
塩分を始めとしたミネラルも体外に排出されてしまいます。
このミネラルも水分と一緒に補給することが、正しい水分補給のポイントとなります。
ダイエットであれば、食事から塩分やミネラルを補給するようにして、水分は水やお茶など糖質を含まない水分をこまめに補給することが必要です。
でも運動するときは、汗と一緒に失われる塩分やミネラルも一緒に補給してあげる必要があります。
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料
激しい運動をしたあとに大量の汗をかくと水分だけでは体内への吸収がうまくいかないことがあります。
熱中症などがその一例です。
体内のミネラルバランスが崩れてしまうと、水分の吸収がうまくいかなくなってしまいます。
そのために開発されたのが、アイソトニック飲料やハイポトニック飲料になります。

激しく汗をかいた後だと、スポーツドリンクが美味しく飲める!

そうなんです。水分を吸収するためのミネラルや水分を吸収しやすくするための糖質を一緒に配合しているため、ただの水よりスポーツドリンクの方が飲みやすく感じるんですよ。
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の違い
スポーツドリンクには2種類あります。
・アイソトニック飲料は人の体液と同じの浸透圧
・ハイポトニック飲料は人の体液より低い浸透圧 |
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の効率的な使い分け方
運動前にはアイソトニック飲料
エネルギーを作り出すための糖質や、汗をかいて体外に排出されてしまうミネラルの補給を事前にするために、体液の調整が可能なアイソトニック飲料の方が適しています。 |
運動中にはハイポトニック飲料
運動中で汗を大量にかいているときは、急速に水分やミネラルを補給しなければなりません。 そのため、浸透圧が体液より低いハイポトニック飲料の方が適しています。 |
アイソトニック飲料
・ポカリスエット
・アクエリアス ・グリーンダカラ |
代表的なアイソトニック飲料はこちらになります。
ハイポトニック飲料
・アミノバリュー
・アミノバイタルゴールド ・ヴァ―ム ・アクエリアスゼロ ・ポカリスエットイオンウォーター ・キリンラブスポーツ ・アサヒスーパーH2O |
代表的なパイポトニック飲料はこちらになります。
アイソトニック飲料とハイポトニック飲料の特性を利用して、運動ときも上手に水分補給をしていきましょう。
スポーツドリンクの気になる糖分【スポーツドリンクに糖分は必要】
アイソトニック飲料・ハイポトニック飲料を飲むときって糖分が配合されているものが多く気になる人もいると思います。
でも、細胞は水分を吸収するためには糖分は必要不可欠。
水分を腸管から吸収するためには、ブドウ糖が必要であることがわかっています。
スポーツドリンクに含まれる糖質は必要なものなのです。
出典:大塚製薬
日常の生活を送っている範囲なら、スポーツドリンクは必要ありません。
その理由は急激に水分を補給する必要がないので、身体が取り込める範囲でこまめに水分補給をする方が効果的だからです。
食事から塩分やミネラルを補って、糖質のない水やお茶で水分を補給するようにしましょう。
熱中症などで急激に水分が失われたときは、経口補水液を飲むようにしましょう。
まとめ
ダイエットのときの水分補給の方法
水やお茶でこまめに水分補給。 |
運動前にはアイソトニック飲料
エネルギーを作り出すための糖質や、汗をかいて体外に排出されてしまうミネラルの補給を事前にするために、体液の調整が可能なアイソトニック飲料の方が適しています。 |
運動中にはハイポトニック飲料
運動中で汗を大量にかいているときは、急速に水分やミネラルを補給しなければなりません。 そのため、浸透圧が体液より低いハイポトニック飲料の方が適しています。 |
水分補給はこの3つを使い分けて、糖質のコントロールは必要な量を摂るようにしていきましょう。
急激に水分を失うような運動でなければ、夏でもこまめな水分補給で問題ありません。
ミネラル補給のために麦茶や、ダイエットに効果的に働くカテキン摂取に緑茶などもダイエットの水分補給の味方になってくれます。
疲労をとるクエン酸摂取のためにレモン水もおすすめです。