ダイエットを成功させるためには、身体の機能を整えておくことが大切です。
なぜなら、細胞は炎症を起こしていたり、腸内環境が悪くて便秘だったり、食欲のコントロールがうまくできない状態では、一時的に痩せてもリバウンドするのは確実。
もう嫌だ、こんなに頑張ったのに成果がでない、と思うことも。
「ダイエットをします!」と宣言したのに、運動もしているのになぜか痩せない。
それは、身体に備わった機能をうまく使えていないからです。
そのためには様々な方法がありますが、最近の研究ではNEAT(ニート)を高めると、運動や筋トレより効率的にダイエットできると注目されています。
NIET(ニート)とは
NEATとは通勤や通学、階段昇降、掃除洗濯など日常生活場面そのもので消費するエネルギーのことです。
日常生活でのエネルギー消費ってたいしたことないんじゃない?と思いますよね。
でも、実は消費エネルギーの高いは運動よりNEAT(ニート)の方だったのです。
消費エネルギーの高いもの
・基礎代謝(約60~70%) ・NEAT(25%) ・食事(10%) ・運動(5%) |
✓ 基礎代謝(約60~70%)
基礎代謝は、安静にしていても消費するエネルギーのことです。
筋肉を増やしたり、褐色脂肪細胞を活性化させることで、基礎代謝はあがります。

✓ NEAT(25%)
2005年アメリカのサイエンス誌NEATの高い人は、NEATの低い人より、1日の消費カロリーがお茶碗2杯分(350キロカロリー)多いとのデータがあります。
この消費エネルギーの差は、1週間まとめると2,450キロカロリーでフルマラソンに匹敵する程。
週末にマラソンするより、ずっと消費エネルギーが多いことがわかります。
✓ 食事(10%)
食事をしても、エネルギーは消費されます。
食事誘発性熱量の高い、タンパク質を多く摂ることは、食事による消費エネルギーを増やすことになります。

✓ 運動(5%)
運動による消費エネルギーは、実は5%程度しかありません。
効率的に運動をするなら、筋肉をつける筋トレか、腸にも脳にもいいリズム運動をすることが、ダイエットの成功率をあげることになります。

まとめ
ダイエットの成功率をあげるためには、まずは自分の消費エネルギ―をあげることを考えて行く方が効率的です。
ちょっとスーパーまで買い物するのにも、「めんどくさいからamazonでいいや」と言っているとエネルギーを消費することができません。
コンビニやスーパーに行くときも、意識して早足であるくなどすれば、それだけで消費エネルギーを増やすことができます。
荷物を持つことは、筋トレになります。
(人がいないときは、荷物を上げ下げすれば、ダンベル運動してるのと同じことです。)
太ることがエネルギーの貯蓄なら、痩せることはエネルギーの消費。
少しずつ消費エネルギーを増やしていけば、1週間でフルマラソン程度のエネルギーは消費できるんですよ。