プロテインを飲んでいる目的は、ダイエットのためだったり、筋肉をつけることだったりする人が多いと思います。
タンパク質の供給源として、プロテインを利用することにはたくさんのメリットがあります。
プロテインを飲むメリットについて、健康食品会社で働く研究員ハチマルが解説します。
プロテインを飲むメリット
・タンパク質は「食事誘発性熱産生量」の多い成分
・プロテインを消化・吸収するための成分が一緒に配合されている(ビタミン・ミネラルなど) ・水や牛乳に溶かすだけで、調理の手間がいらない ・アミノ酸スコア(必須アミノ酸摂取量)が満たせる |
タンパク質は「食事誘発性熱産生量」の多い成分
タンパク質は食事性熱産生量の多い成分です。
食事誘発性熱産生量とは食事をした後、安静にしていても代謝量が増大すること。
つまり食事をするだけで、寝ていても座っていても熱を産生する栄養素ということになります。
これはダイエットには適している考え方。
少しでも身体の代謝をあげて、運動や筋トレ、食事内容の改善を行った方が断然、ダイエットの効率が良くなります。
また、炭水化物の代わりにタンパク質がエネルギー源になるので、ご飯やパンの代替品としても効果的に使うことができます。

プロテインを消化・吸収するための成分が一緒に配合されている
プロテインの成分表示を見てもらうとわかる通り、タンパク質を消化・吸収するのに必要な成分が一緒に配合されているプロテインもあります。
商品名 | エクスプロージョン | マイプロテイン | SAVAS |
種類 | ホエイ | ホエイ | ホエイ |
1食量 | 30g | 25g | 21g |
人気の味 | ミルクチョコレート | ミルクティー | リッチチョコレート |
原材料名 | 乳清たんぱく(乳成分を含む)、ココアパウダー、乳等を主要原料とする食品/乳化剤(大豆由来)、香料、甘味料(スクラロース、ステビア) | ホエイプロテインコンセントレート(94%)(ホエイプロテインコンセントレート(乳成分)、乳化剤(大豆 レシチン))、香料、甘味料(スクラロース) | 乳清たんぱく、ココアパウダー、食塩、植物油脂/乳化剤、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、V.C、増粘剤(プルラン)、香料、V.B2、V.B6、V.B1、ナイアシン、V.D(一部に乳成分・大豆を含む) |
食事からビタミン類を摂りにくい人は、ビタミンなどが添加されたプロテインの方が使いやすいです。

水や牛乳に溶かすだけで、調理の手間がいらない
プロテインなら、調理の手間がいりません。
プロテインの粉を水や牛乳に溶かすだけ。
調理時間や調理の手間を省くことができます。

アミノ酸スコア(必須アミノ酸摂取量)が満たせる
タンパク質摂取源としてプロテインを利用すると、アミノ酸スコアを満たすことができます。
アミノ酸スコアとは必須アミノ酸摂取量。
筋肉の合成には欠かせない成分です。
最近では、「PDCAAS」や「DIAAS」も指標として考えられるようになってきました。

こんなメリットがたくさんあるプロテインですが、健康食品会社の研究員としてはちょっと気になるところがありました。
それは人工甘味料。
お菓子やデザートなどの嗜好品に含まれている量を摂る分には問題はないのですが、プロテインは毎日飲むもの。
そして、ヘビーユーザーは1日に3~4回は飲む人もいます。
その量だと人工甘味料の摂取量が多すぎるのではと感じていました。

プロテインの価格、人工甘味料摂取量から考えて、私は自分でプロテインを自分で作っていました。

乳児用粉ミルクを使ってプロテインを作る方法(ビタミン・ミネラルも摂れる)

筋肉を作るために糖を味方につけよう
ダイエットえは嫌われがちな糖質ですが、それは日本人の食生活が炭水化物が多い食事であったから、「糖を減らしていきましょう!」という考えから始まったものです。
筋肉の多い人は糖質を燃やすことができますし、糖質がまったく必要がないということではありません。
むしろ、筋トレをして筋肉をつけたい人にとって、適量の糖は筋肉の合成を助ける働きをしてくれるのです。

これまで、プロテインに配合されているのは人工甘味料ばかりでした、
筋肉を作るために糖は必要な成分という認識も広まってきたため、人工甘味料ではなく適量の糖を配合したプロテインも増えてました。
ULTORA
「ULTORA」の特徴は、人工甘味料・合成着色料・保存料フリーなところ。
味も美味しいと評判の良いプロテインです。
【ULTORA(ウルトラ)】に使用されているのはホエイプロテインのWPIとWPCを独自にブレンドしたもの。
そのため溶けやすいところも人気の理由となっています。
BUMPS (バンプス) プロテイン ホエイ (ココアア味)
バンプスは日本製で、人工甘味料フリーのプロテインです。
ココア味でプロテイン特有の味やにおいも気になりません。
バルクスポーツ グラスフェッド プロテイン ビッグホエイ ストレート(ガーナチョコレート味)
ビッグホエイストレートは砂糖、脂肪分、合成香料、着色料、乳化剤を一切不使用。
植物由来のステビアを使っているので、ダイエット派に向いています。
Choice GOLDEN WHEY ( ゴールデンホエイ ) ホエイプロテイン(抹茶)
ボディウイング ホエイプロテイン(キャラメル味)
アミノ酸スコア100、乳牛への成長ホルモン剤不使用の高品質なWPCホエイプロテインを原料に使っています。
甘味料は自然植物由来のステビアを使用。
7種類のビタミンが配合されているので、一食置き換えダイエットにも最適です。
ソイプロテインGohan to(有機抹茶味)

まとめ
プロテインはタンパク質の摂取源として、本当に優秀です。
とくにビタミンなどが配合されているものは、プロテインの消化・吸収にビタミンやミネラルが働いてくれます。
食事からビタミンやミネラルを摂りにくい人は、こういったプロテインを利用してください。
また、人工甘味料フリーのプロテインが増えてきたことも嬉しいこと。
適量の糖は、筋肉を作るために必要です。
プロテインと一緒に糖質を摂ることで、他の食事から炭水化物をちょっと減らしたり、糖質の入っていない飲料を選択するなどして糖質の量を減らす方が効率的です。
人工甘味料フリーといえば、プレーンタイプしかなかったのですが、フレーバーが増えてきたことで使いやすくなりました。
ソイプロテイン派としては、ソイプロテインの人工甘味料フリーが増えてくれればいいなと思っています。