マルチビタミンは効果なし?【栄養学の違いから研究員が解説】

マルチビタミン サプリメント

マルチビタミンの効果はプラセボだという検証結果がハーバード大学医学大学院から研究報告として発表されました。

研究は2万1000人のアメリカ人を対象に行われた2012年の全国栄養調査結果をもとにしてます。

参考資料:GetNaviweb

マルチビタミン・マルチビタミンは効果があると信じていた人も多いと思いますが、私たち、健康食品会社で働く研究員は「そうだよね。」と思っています。

 

なぜなら、マルチビタミン・マルチミネラルにエビデンスが存在しないことを知っているからなんです。

 

なぜマルチビタミン・マルチミネラルは売れるのか?

私たちのような研究を仕事にしている者にとっては、なぜマルチビタミン・マルチビタミンが売れるのかがわかりませんでした。

 

積極的に宣伝した覚えもなく、エビデンスも存在しないのに、顧客からはマルチビタミン・マルチミネラルが欲しいとの声が届きます。

それならと作るとなぜか売れる・・・。

 

販売者側の立場からすると、マルチビタミン・マルチミネラルに添える言葉はただひとつ。

【ビタミン不足の人のビタミン補給に(ミネラル不足の人のミネラル補給に)】だけです。

当たり前のことしか言えませんし、何らかの効果があったと明示することもできません。

 

でもなぜか売れるのです。

 

マルチビタミン・マルチミネラルに使用しているビタミン・ミネラルは、プロテインにも使用されている一般的な品質のもの。

欲しいという人がいるなら、健康食品としての品質が保てるならそれは販売します。

いわばお客様の声に応えた形で、マルチビタミン・マルチミネラルを取り扱う会社は増えていきました。

 

マルチビタミン・マルチミネラルが売れる理由

ブログを始めて、マルチビタミン・マルチミネラルが売れる理由がようやくわかりました。

たくさんのブログに「マルチビタミン・マルチビタミンを摂ろう!」といったことが書かれていたからです。

さらにいろいろ調べてみると、ボディビルダーがYouTubeで人気になり、自分が摂っているサプリメントで「マルチビタミン・マルチミネラル」をあげている人が多いということがわかりました。

 

「そうか!そういうことか!」とようやく全貌がわかったところで、マルチビタミン・マルチミネラルは効果なしといった記事を見るようになりました。

 

私たちの見解は「そりゃ、そうだよね。」です。

 

ではなぜいこういった「マルチビタミン・マルチミネラルを摂ろう!」と言ってしまう人がたくさんいるのか。

それはブログで「マルチビタミン・マルチミネラルを摂ろう!」と言っている人たちは、ボディビルダーと一般人の栄養学に違いがあることをわかっていないんだということに気づきました。

 

ボディビルダーの栄養学をそのままスライドしている人が多いんだ、ということがわかったので、ボディビルダーと一般人の栄養学の違いについて解説していきます。

 

マルチビタミン・マルチミネラルが効果がないその理由

・何種類ものビタミン・ミネラルをひとつのカプセルに入れているので、効果のある有効量を配合することができない。

・ボディビルダーはアスリートであること

・ボディビルダーとダイエットの栄養学の違い

 

✔ 効果のある有効成分量を配合することができない

ビタミンにはそれぞれ効果を発揮する症状が異なります。

ビタミンB群は疲労に、ビタミCは美白にといったそれぞれ効果を発揮する作用が異なり、効果を発揮するには有効成分量というものがあります。

マルチビタミン・マルチビタミンができる以前のビタミン・ミネラルは基本的に単体で販売されており、ビタミンCなら効果を発揮できる有効成分量を配合していました。

ただ、マルチビタミン・マルチミネラルは何種類ものビタミン・ミネラルを配合するため、一種類あたり効果のある量を配合するころができません。

ですから、マルチビタミン・マルチミネラルが何かに効くといったことは言えず、「ビタミン・ミネラルの補給にどうぞお使いください」と言っているわけです。

 

✔ ボディビルダーはアスリートであること

ボディビルダーはアスリートです。

体の筋肉を極限まで大きくするために1日に最大限可能な筋トレを行い、食事もしっかり管理した中で、あの体を作りあげています。

食事を管理している中で、極限まで筋肉を鍛え体を大きくするためには、筋肉合成に必要な栄養素であるビタミンやミネラルは不足してしまいます。

ですから、単体成分配合のビタミンやミネラルを摂るより、マルチビタミン・マルチミネラルを好むわけです。

それに比べて、一般人は少し運動し、少し食事に気を使い、日常で出来ることを少しづつ行っています。

その場合、食事から摂れるビタミンやミネラルでだいたいの必要量はまかなえているということになります。

ビタミン・ミネラルを摂るなら単品か、プロテインを摂っている人はプロテインにビタミンやミネラルは配合されているので、まずは十分ではないかと思います。

 

私は人工甘味料を抜くために、粉ミルクやミロを使用しています。

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✔ ボディビルダーとダイエットの栄養学の違い

ボディビルダーとダイエットをするときの栄養学には違いがあります。

ボディビルダーの栄養学は『スポーツ栄養学』、ダイエットの栄養学は『糖尿病患者の栄養学』を基にしています。

 

『スポーツ栄養学』と『ダイエットの栄養学』の違い

・スポーツ栄養学はトレーニングに耐えうる体を作るための栄養学

・ダイエットの栄養学(糖質制限・アトキンスダイエット・ケトジェニックダイエット)は糖尿病患者が痩せるための栄養学が基になっている

スポーツ栄養学は、ダイエットをするときにも役立つ情報がたくさんありますが、やはり根本的には違うものということです。

 

特に糖質の摂り方については考え方が違ってきます。

アスリートは毎日運動をします

運動というより、トレーニングですね。

それなら糖質を多めに摂っても、毎日のトレーニングですぐに消費してしまいます。

 

アスリートと比べるとダイエットをしている人は、運動レベル。

毎日少しずつ運動する習慣をつけることが基本になります。

 

ダイエットしたい人にとっては細胞の炎症を引き起こすこともわかっている糖質はやはりなるべく避けた方が、健康にもなりますし、ダイエットも成功しやすくなります。

 

トレーニングと健康のための運動は目的が違いますし、筋肉量も運動量も違います。

 

それは基礎代謝もエネルギーの消費量も各段に違いが出てしまいます。

ボディビルダーの栄養学は消費していくことを目的にし、ダイエットの栄養学は必要な栄養素を摂り、食べる量を自然に減らしていくことに目的にしています。

その点に違いがあることが理解できていないと、この2つをごちゃまぜにした栄養学の知識が出来上がってしまいます。

 

ダイエットのためのおすすめの運動

消費エネルギーをアップする運動方法【心拍数が決めて!】
運動には「脳にいい運動」と「腸にいい運動」があります。消費エネルギーを高めるには、リズムのある有酸素運動【脳にいい運動】と筋肉運動【腸にいい運動】の組み合わせが最適です。短時間でできるHIITの手法も取り入れたボクササイズもあり、この時期から運動を始めたい人にはおすすめの方法です。運動を習慣化する方法についても紹介しています。

 

ボディビルダーみたいな体を目指している人や、運動量がアスリート並みの人はボディビルダーの栄養学を参考してしまって大丈夫です。

彼らの発信している情報はスポーツ栄養学をもとにしたものなので、運動負荷の高い人にとっては理にかなった方法ということができます。

そのかわりトレーニングもしっかりしてくださいね。

 

ダイエットをしたい人は、食事の量を減らすための栄養学を学んだ方が効果が出やすいことになります。

それに毎日の少しの運動など加えれば、健康的にダイエットすることができます。

 

ダイエットに必要な栄養学

・カロリー制限ではなく、必要な栄養素を摂る

・食事量を減らす(たんなる我慢ではない)

・痩せない原因を減らす(細胞の酸化・炎症、血糖値、インスリン抵抗性)

ダイエットに必要な栄養学は、我慢しないで食事量は減らすけど、身体に必要な栄養素を摂るということ。

 

✔ カロリー制限ではなく、必要な栄養素を摂る

必要な栄養素とは、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・少しの糖質です。

これは主に食事から摂るもの。

不足するタンパク質はプロテインから摂るようにしましょう。

そしてプロテインにはビタミン・ミネラルも配合されています。

プロテインの配合成分を見ると、必要な栄養素の種類がわかるので参考にしてみてください。

そして脂質の摂取源は、MCTオイルやオメガ3系の脂質を積極的に摂るようにしましょう。

【ボディメイクに最適!】女性におすすめのプロテインまとめ【美容成分配合】
女性用ソイプロテインの紹介。美容成分が配合されているので、ボディーメイクにピッタリです。飲みやすい味に仕上げてあるものを紹介しているので、プロテインの味が苦手な人でも気軽にためしていただけます。また、大豆成分が「痩せホルモン」アディポネクチンを活性化。イソフラボンだけじゃない、ソイプロテインの力について解説しています。

 

【ダイエット中の栄養素】糖質制限中に食べるべきなのは【肉or魚】
ここ最近のダイエットでは、肉食が推奨されていることが多いのです。でも、日本人は魚もたくさん食べる国民性。それじゃ、肉と魚、どちらがダイエットに適しているの?といった疑問について解説していきます。実は魚は「良いタンパク質」であると同時に、「良い脂質」も豊富に含んでいる両得な食品。特におすすめな魚は鮭です。

 

女性のダイエットにおすすめのプロテイン【アーモンドプロテイン】
スーパーフードとして人気のアーモンド。ナッツのまま食べるのもよし、アーモンドミルクで飲むのもよし。こんないいものならプロテインで飲みたくないですか?脱脂アーモンドを配合したアーモンドプロテイン。あまり市場にないのですが、ようやく見つけました。アーモンド効果を取り入れながら、タンパク質も摂れる女性向きなプロテインです。

 

✔ 食事量を減らす(たんなる我慢ではない)

現代人の食事量は実は食べ過ぎでないかという説もあります。

それは長い間、糖質をエネルギーにしてきたせいでもあります。

 

糖質はエネルギー効率の悪いエネルギーなんです。

・糖質:1g⇒4kcal

・脂質:1g⇒9kcal

このエネルギー効率の悪い糖質から脂質エネルギーに変えることで、食事の量を減らすことが出来ます。

エネルギーや栄養素が不足しなければ、人はお腹が空いたと感じることが少なくなるからです。

これは我慢のダイエットではなく、食べたくないから食べる量を減らす自然なダイエット。

でも、必要な栄養素はまかなえるような工夫はしなければなりません。

そこで便利に使えるのがMCTオイル

MCTオイルはエネルギーになりやすい脂質でもあり、脂質だから生み出すエネルギー量も多いので、お腹が空いたと感じることなく食事の量を減らすことが可能になります。

 

ダイエッター必見!MCTオイルは身体のメインエネルギー
ココナッツオイルに含まれるMCTオイル。ダイエットするのに適していると言われていますが、その理由をちゃんと知っていますか?ブドウ糖エンジンを使って、エネルギーを作るより、ケトン体エンジンを使ってエネルギーを作る方が効率がよく、クリーンなエネルギーであること。これがダイエッターにMCTオイルが適している理由でした。

 

✔ 痩せない原因を減らす(細胞の酸化・炎症、血糖値、インスリン抵抗性

ダイエットを頑張っても痩せにくい人もいます。

それは細胞が弱っていて、本来の機能を発揮できないから。

まずは細胞を元気にして細胞に働いてもらえば、痩せやすい身体を作ることができます。

 

細胞が酸化ストレスにさらされていたり、炎症を起こしていると痩せにくい体質になってしまいます。

アブラナ科の野菜(ほうれん草・ブロッコリー・カリフラワー)はこういったストレスから細胞を守ってくれる働きが強い食品たちです。

積極的に食事のメニューに取り入れていきましょう。

 

細胞の慢性炎症で痩せにくくなる【炎症を起こす食品・炎症を抑える食品】
細胞の慢性炎症は痩せにくくなるだけではなく、慢性炎症を放置し続ければ、大きな病気になりやすいこともわかっています。肌細胞の炎症はシミ・シワ・たるみや肌の炎症の原因にもなるので、美容意識の高い人は高いサプリメントを買うより、慢性炎症のリスクを避けるような食事を心がけるようにしてください。

 

 

また、アスタキサンチンなどサプリメントで手軽に摂取できるスーパー栄養素もあるので、食事のメニューが定着するまでこういった補助食品を利用するのはダイエット効率をあげるのには最適なサプリメントになります。

 

リバウンド・痩せない理由は炎症が原因【アスタキサンチンで対策】
ダイエットしてもなかなか痩せない、リバウンドするは食品や日常生活で発生する炎症物質のせいかもしれません。白色脂肪細胞がデブ化すると、炎症物質を発生しデブ化が加速します。食品にも炎症物質を多く含むものがあるので、これらの食品を避けるとともに、炎症を抑える食品を摂るようにすると白色脂肪細胞のデブ化を抑えることができます。

 

まとめ

マルチビタミン・マルチミネラルは一般の人に効果がないというのは当たり前だよねというしかありません。

ただ、ちゃんとした食事が摂れず、カップラーメンが主食というような食事をしている人にはビタミンやミネラルを補うことができるのでもちろん摂る意味はあります。

販売されているプロテインには、必要なビタミン・ミネラルは配合されているので、あとはちょっと食事に気をつけるだけでダイエットをするためには十分です。

このサイトでは、我慢しないで食事量を減らす方法や、健康に良い栄養素などを紹介しています。

 

スポーツ栄養学とダイエットの栄養学はまぜるな危険ですよ。

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